イベルメクチンクリーム

商品詳細

イベルメクチンクリームは、主に酒さやニキビを治療する塗り薬です。

1日1回患部に塗ることで、早ければ2週間ほどで赤みやブツブツといった症状を改善します。

また、酒さは大きく分けて3つの種類がありますが、イベルメクチンクリームはそれらの症状全般を改善できることが特徴です。

他の治療薬よりも即効性があり、安全性も高いので、多くの皮膚科や美容クリニックで採用されています。

※酒さ…顔の中央に赤みやブツブツとした吹き出物が長期間発生する慢性の皮膚疾患。
特に中高年の方の顔にできやすいという特徴がある。

特徴

イベルメクチンクリームの特徴は、他の酒さ治療薬と比べて効果が高いことです。

即効性があり、早ければ使用開始から2週間ほどで症状の大きな改善を実感できるのです。
また海外の試験では、イベルメクチンクリームが酒さ治療でよく処方されるロゼックスゲルよりも有効性が高く、治療後の再発率も低いことが報告されました。

さらに、ニキビダニを死滅させる作用もあり、ニキビの改善にも効果的です。

なお、イベルメクチンクリームは塗布時の刺激や塗布後の副作用が少なく、安全性が高い治療薬となっています。
アゼライン酸とイベルメクチンクリームを比較した試験では、イベルメクチンクリームの方が安全性が高く、長期治療に向いているという結果が報告されました。

イベルメクチンクリームは敏感肌の方でもお試ししやすく、長期使用を検討している方でも安心してご使用いただけるでしょう。

イベルメクチンクリームとロゼックスゲル、アゼライン酸の違いを比較した表は以下の通りです。

　 　

商品名	イベルメクチンクリーム	ロゼックスゲル	AZAクリア
画像
有効成分	イベルメクチン	メトロニダゾール	アゼライン酸
酒さへの効果	・紅斑毛細血管拡張型　◎ ・丘疹膿疱型　◎ ・鼻瘤　〇	・紅斑毛細血管拡張型　△ ・丘疹膿疱型　◎ ・鼻瘤　✕	・紅斑毛細血管拡張型　△ ・丘疹膿疱型　◎ ・鼻瘤　✕
処方	自由診療	保険適用	自由診療
特徴	・酒さの症状全般に効果あり。 ・他の酒さ治療薬と比べ効果が高い。 ・副作用が少ない。	・保険診療で処方可能。 ・紅斑毛細血管拡張型（赤み）への効果があまり無いもしくはゆるやか。	・ロゼックスゲルと同程度の効果。 ・塗布時の皮膚への刺激が出やすい。

イベルメクチンクリームの効果

▶酒さ
【紅斑毛細血管拡張型】
→鼻、ほほ、眉間、あご、あご先などに赤みが広がる症状。
【丘疹膿疱型】
→赤い盛り上がりや、膿が溜まったニキビのようなものが顔全体に広がる症状。
【鼻瘤】
→鼻を中心に、腫瘤と呼ばれる赤紫色のコブのようなものができる症状。
▶ニキビ

イベルメクチンクリームは、皮膚における酒さの症状全般と、ニキビダニの過剰増殖によるニキビの症状を改善します。

イベルメクチンクリームの有効成分であるイベルメクチンには、酒さの原因となるニキビダニを死滅させる作用と、炎症を促進させる炎症性カイトサインの生成を阻害する作用があります。

この2つの作用により、原因を取り除きつつ炎症も鎮めることができるため、すばやく効率的に症状が改善するのです。

実際に、中等度から重度の酒さ患者を対象とした試験において、イベルメクチンクリームを3ヶ月間使用した患者の約40％～80％に症状の改善が見られています。

イベルメクチンクリームの有効成分

イベルメクチン（Ivermectin）

イベルメクチンは、微生物が生み出すアベルメクチンをもとにした化合物で、抗寄生虫薬です。
はじめは動物用医薬品として開発されていましたが、1987年にヒトへの使用が承認されました。
酒さのほかにも、アタマジラミや疥癬、リンパ系フィラリアなどの治療にも効果的で、現在は有効性と安全性の高さから世界中の医療現場で使用されています。

その他の成分：クリームベース、メチルバラペン、プロピルパラペン

含有量・内容量

含有量：イベルメクチン1％
配合量：1本あたり30g

イベルメクチンクリームの使用方法

・1日1回、洗顔後に塗布

※初めて使用する方は、皮膚の目立たない部分でパッチテストをおこなってください。

イベルメクチンクリームを塗布した上からメイクをする場合は、患部をしっかりと乾かしてからおこなってください。

また、使用を忘れていた場合は、気がついた段階ですぐに塗布してください。
ただし、次の塗布が近い場合はその分はスキップし、次のタイミングから再開してください。

推奨用量

豆粒ほどの量、もしくは患部を薄く覆う量が適量です。

使用期間の指定は特にありませんが、使用開始から3カ月経過しても効果が出ない場合は医師に相談してください。

使用時の注意点

・イベルメクチンクリームは外用としてのみ使用してください。経口、眼科、膣内への使用はできません。

・塗布時は、目元や口元を避けてください。

・誤って目に入った場合は、すぐに水かぬるま湯で洗い流してください。

・誤って飲み込んだ場合はすぐに医療機関を受診してください。

・使用後は必ず蓋をしっかり閉めてください。

・イベルメクチンクリームは、同じ症状であっても他人と共有しないでください。相手に害を及ぼす可能性があります。

・使用期限を過ぎた商品は使用しないでください。

使用できないケース

また、以下の方はイベルメクチンクリームの使用に注意が必要であるため、事前に必ず医師に相談してください。

イベルメクチンクリームの副作用

イベルメクチンクリームにおける副作用は以下の通りです。

▶皮膚
・かゆみ
・発赤
・刺激
・灼熱感

これらの症状が出た場合は、使用頻度を減らすか、一度使用を中止して様子を見ましょう。
症状が悪化したり改善しない場合は、医師に相談してください。

重大な副作用

イベルメクチンクリームにおける重大な副作用は特に報告されていません。

ただし、イベルメクチンクリームの使用後に、
・皮膚の発疹
・腫れ（特に顔/舌/喉）
・ひどいめまい
・呼吸困難
などの症状に気が付いた場合は、すぐに使用を中止して医療機関を受診してください。

イベルメクチンクリームの併用禁忌

特に報告されていません。

イベルメクチンクリームの併用注意

特に報告されていませんが、現在使用している処方薬、市販薬、ビタミン、サプリメントなどがある場合は、事前に医師に相談してください。

飲み合わせ

現在報告されておりません。

イベルメクチンクリームの保管方法

・誤飲の原因になったり、品質が変わる恐れがあるため容器は入れ替えないでください。

・25℃以下の室温で保管してください。

保管場所

・直射日光が当たらない乾燥した場所に保管してください。

・子供やペットの手が届かないところに保管してください。

使用期限

商品に記載されている期限をご確認ください。

参考サイト

イベルメクチンクリームの詳細は、下記サイトを参考に正確な情報提供を努めております。

【医薬品情報サイト】
・Ivrea 1 Cream
・SOOLANTRA® （ivermectin） cream, 1%, for topical use
・イベルメクチンクリーム1％とメトロニダゾール0.75％の効果満足度ランダム化比較試験：英国皮膚科学会
・イベルメクチンクリーム1％とメトロニダゾール0.75％の再発研究臨床試験：欧州皮膚科学・性病学アカデミー
・イベルメクチンクリーム1％とアゼライン酸15%ゲルの長期安全性ランダム化比較試験：PubMed

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イベルメクチンクリームのよくある質問

イベルメクチンクリームに関するよくある質問は以下のとおりです。

イベルメクチンクリームの口コミ

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